ひな祭りの歌に込められた意味とは?歌に出てくる言葉もチェック!

ひな祭りの時期になると、スーパーなどでよく流れてくるのが「うれしいひなまつり」という歌です。

幼稚園で歌っているという子ども達もたくさんいるのではないでしょうか?

そんな「うれしいひなまつり」という曲ですが、やはり子どもにとっては難しい言葉が多く、意味がわからないという子も多いようです。

そこで、この歌に込められている意味や言葉についてご紹介いたします。

うれしいひなまつりの歌について~1番~

まずよく歌われているのが「うれしいひなまつり」の1番です。

その歌詞がこちらです。

1番の歌詞
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

誰でも1度は聞いたことがあるフレーズですね。

では、この1番に込められている意味とはどのようなものなのでしょうか?

うれしいひなまつりの1番に込められた意味

ぼんぼりに灯りをつけ、お花を飾っていくという様子は、まさにひな祭りというお祝い事の様子を表現しています。

そして、五人囃子の奏者たちが素敵な音色を奏でており、ひな祭りの雰囲気をさらに盛り上げてくれています。

これから女の子にとって大切なお祝いが始まりますということで、なんだかワクワクしてくるような歌詞になっていることがわかります。

1番の歌詞に出てくる言葉の意味

「ぼんぼり」というのは、雛壇にも飾られている灯りのことです。

これは「ほんのり」という言葉から生まれた言葉でもあり、このぼんぼりに灯りをともすと、優しくて穏やかな光となって周りを照らしてくれます。

何故このような光になるのかというと、ぼんぼりは燭立ての周りを和紙や絹など薄い紙で覆って作られているため、中に灯りをともすとほんのりとした光となるという仕組みです。

次に「お花」という意味についてです。

これはひな祭りの定番でもある「桃の花」のことを表しています。

この桃の花は厄除けや不老長寿という意味が込められており、非常に縁起の良いお花となっています。

また、色もとても華やかで可愛らしいことから、女の子のお祝いとしてもピッタリなお花です。

そして「五人囃子」というのは、雛壇の上から3段目にいる5人の少年たちのことです。

それぞれ太鼓・笛・鼓・謡い手などの楽器を担当しています。

彼らの演奏で、めでたい席をさらに明るくさせてくれています。

うれしいひなまつりの歌について~2番~

次に2番の歌詞に注目してみます。

2番の歌詞

お内裏様と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

こちらも1番と同様に一緒に歌われることが多いです。

では、この歌詞に込められている意味とはどのようなものなのでしょうか?

うれしいひなまつりの2番の歌詞に込められた意味

ここでは上のお内裏様とお雛様が2人すまし顔で座って並んでいる様子が表れています。

そして「お嫁にいらした姉様」という歌詞が登場しますが、これは諸説ありますが作詞したサトウハチローさんのお姉さんのことを表しているとされています。

そのお姉さんに似ている三人官女の白い顔が並んでいるという様子を表しています。

2番の歌詞に出てくる言葉の意味

こちらに出てくる言葉は有名なものなので、知っている方も多いと思います。

まず「おだいり様とおひな様」という歌詞がありますが、これは最上段にいる親王のことを表します。

厳密に言うと、「内裏」というのは天皇陛下の宮殿のことを指しており、場所の名前として使用されています。

なので正確には親王の2人は男雛と女雛と呼ぶのが正しい呼び方とされています。

次に「官女」という言葉があります。

こちらは女雛(お雛様)のお世話係を務めているとされている三人官女のことを表します。

幼い頃のお雛様を見守り続けてきた三人官女は、結婚という晴れ舞台でもしっかりお手伝いをしている様子が表れています。

うれしいひなまつりの歌について~3番~

次に3番の歌詞です。

3番の歌詞

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

「うれしいひなまつり」は大体2番までしか歌われていません。

ですが、実はこの後にも3番と4番があります。

では、これはどのような様子を表しているのでしょうか?

うれしいひなまつりの3番の歌詞に込められた意味

親王の後ろに立てられている金色の屏風に映っている灯りが、春の風に乗せられて揺れている様子が歌われています。

その光に当たっている右大臣の顔はうっすら赤みを帯びており、それはまるで白酒を飲んでほんのり酔っているようにも見えます。

その様子は、普段大事な仕事をこなしている右大臣が少し休んでる様子が思い浮かびます。

3番の歌詞に出てくる言葉の意味

まず最初に登場するのが「金の屏風」です。

これが日本に伝わってきたのは室町時代のことで、当時は非常に人気の高いものとなっていました。

そして江戸時代になると、おめでたい席などで使用されることが増えてきました。

この金の屏風には「これからの人生が金色に明るく輝きますように」という願いも込められており、お祝いの席では非常に縁起の良いものになっています。

次に「右大臣」です。

右大臣は随身と呼ばれており、左大臣とセットになっていることが多いです。

そして右大臣は左大臣の次に位が高く、任される仕事も天皇陛下の護衛など非常に重要なものばかりです。

普段気を張っている仕事が多い中、今回のようにおめでたい席の中では、右大臣もゆっくり休んでいるのかもしれません。

うれしいひなまつりの歌について~4番~

次に4番の歌詞です。

4番の歌詞

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり

うれしいひなまつりはこの4番まであります。

ですが、実際に4番の歌詞は全く聞いたことがないという方も多いと思います。

では、4番の歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか?

うれしいひなまつりの4番の歌詞に込められた意味

1番~3番までの歌詞は、雛人形やその飾りについて歌われていました。

そして4番になって、今度はひな祭りを過ごす女の子の様子が描かれるようになります。

ひな祭りは女の子の無病息災を願い、健やかな成長を祈るためのお祭りです。

そんなひな祭りの主役の女の子が着物を着て帯を締めた姿は、まさに年に一度の晴れ姿となります。

滅多に着ない着物に身を包むことで、どこか嬉しさが感じられる印象がありますね。

ひな祭りの歌の意味についてのまとめ

皆が良く知っている「うれしいひなまつり」は、1番~4番まであります。

ひな祭りの定番の歌として、よく歌われているものですが、実際に歌詞を見てみると、雛人形のことと、ひな祭りを楽しむ女の子の様子が描かれていることがわかりました。

特に3番や4番は聞き覚えのないものかもしれませんが、ひな祭りの時には是非一緒に歌って、ひな祭りを楽しんでみてください。