ページが見つかりませんでした https://realtimetvgod.com つれづれなるままに気になることを書いていきます。 Wed, 27 Oct 2021 13:36:51 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.1.5 ハロウィンにピッタリのレシピ大公開!お菓子で人気のものは? https://realtimetvgod.com/archives/1899 Wed, 27 Oct 2021 13:34:51 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=1899 ハロウィンといえば、子ども達が家を回ってお菓子をもらうイメージがあるかと思います。

日本では家を回るというのはあまりありませんが、各地でハロウィンにちなんだイベントが開催されています。

そんな時に、やっぱり子ども達が喜ぶものを贈りたいものですよね。

実際にハロウィンの人気のお菓子のレシピも数多くあり、誰でも簡単に用意することができます。

今回は、ハロウィンの人気のお菓子のレシピをいくつかご紹介します。

ハロウィンのお菓子を作るのに便利なアイテム

ハロウィンのお菓子といえば、やはりカボチャやお化けの形をしているというイメージがあります。

つまり、普段のお菓子とは一味違った特別感があるようなものを作ってあげたいですよね。

そこでハロウィンの雰囲気が出るお菓子を作るための便利アイテムをご紹介します。

まずは「クッキーの型」です。

クッキーの型については、〇や☆といった定番の型はあるという方も多いと思います。

ですが、色々探すとお化けやカボチャやコウモリなど、ハロウィンにちなんだ型が多く販売されています。

このひと工夫だけでも、大分ハロウィンの雰囲気が出てくるので、取り揃えておくと良いでしょう。

 

次にご紹介するのが「ケーキカップ」です。

マフィンなどのケーキを入れるカップも、ハロウィン仕様にすると雰囲気が出てきます。

大きさも様々なものがありますので、作るものに合わせて、是非取り揃えておきたいです。

可愛いものからシンプルなものまで、デザインも様々あるので、是非お気に入りの1つを見つけてみてください。

 

次にご紹介するのが「ラッピング袋」です。

https://twitter.com/honeymocha0918/status/1305814717173100544?s=20

ラッピング袋に関しては、普段使っているようなものでも良いのですが、ここもハロウィン仕様にすると、子ども達も喜ぶこと間違いなしです。

ラッピング袋も大小様々ありますので、クッキーからカップケーキまでしっかり包むことができます。

形状も袋に入れるものから、包むものまであるので、是非お好きな方法でラッピングを楽しんでみてください。

 

このように、ハロウィン仕様の便利アイテムというのは様々な種類があります。

せっかくのイベントなので、是非誰もが喜ぶようなアイテムを取り揃えてみてはいかがでしょうか?

ハロウィンで人気のお菓子のレシピ

では次に、ハロウィンで人気のお菓子のレシピをご紹介します。

基本的に忙しい人でも簡単に作れるようなものをご紹介いたしますので、是非作ってみてください。

まずは定番のクッキーのレシピをご紹介いたします。

材料

バター→85g

砂糖→30g

卵→1個(使うのは卵黄です)

バニラエッセンス→少々

薄力粉→135g

チョコペン→好きなだけ

作り方

①バターと砂糖を混ぜ合わせる

②①の中に卵黄を入れる

③①の中にバニラエッセンスを2~3滴入れてよく混ぜ合わせる

④①の中に薄力粉を数回に分けて入れて、ゴムベラでさっくり混ぜる

⑤ある程度生地がまとまったら、ラップをして冷蔵庫で1時間ほど寝かせる

⑥冷蔵庫から取り出した生地を、綿棒で1cm程の厚さに伸ばしていく

⑦そこから型を使って好きな形にくり抜いていき、クッキングシートに並べていく

⑧全部くり抜いたら、160度のオーブンで20分焼く

⑨焼き終わって荒熱を取ったら、チョコペンなどでデコレーションをして完成

こちらは、家にあるようなものでサッと簡単に作れるレシピです。

先ほどご紹介したハロウィン仕様の型を使えば、一気にハロウィンらしいお菓子が完成します。

チョコペンを使って、是非オリジナルなお菓子を作ってみてください。

次にこちらです。

材料

かぼちゃ→80gほど

サラダ油→大さじ2

砂糖→20g

ホットケーキミックス→100g

チョコペン→お好みで

作り方

①かぼちゃの種と皮を取り、ラップにくるんで電子レンジで4~5分ほど加熱する

②皮は、後にかぼちゃのヘタとして使うので、ヘタのような形に切っておく

③ボウルに加熱したかぼちゃを入れて潰していく

④サラダ油と砂糖とホットケーキミックスを②に入れて混ぜる

④まとまってきたら、手で生地を丸める

⑤しっかりまとまったら、8等分にして丸め、クッキングシートを敷いた天板に乗せる

⑥丸めた生地に、かぼちゃのような切れ目を入れていく(動画参照)

⑦かぼちゃの皮でヘタを飾り、そのまま170℃に予熱したオーブンで20分焼く

⑧焼きあがったら、チョコペンなどで目や口を書いて完成

こちらはスコーンクッキーです。

包丁で切れ込みを入れたり、かぼちゃの皮でヘタを作ったりしますが、このひと手間があるだけで、一気にハロウィンらしさが増します。

可愛いお菓子を作りたい方は、是非作ってみてください。

最後にこちらです。

 

材料

かぼちゃ→140g

砂糖→35g

生クリーム→100g

卵→1個

薄力粉→100g

アーモンドプードル→30g

ベーキングパウダー→3g

チョコチップ→50g

作り方

①かぼちゃは種と皮を取り除き、小さく切って耐熱容器に入れてラップをし、600Wの電子レンジで3分加熱する

②電子レンジで加熱が終わったら、オーブンを170℃に予熱開始する

③かぼちゃは温かいうちに潰しておき、そこに砂糖と生クリームを加えてよく混ぜる

④全体的に混ぜたら溶き卵を加えて、さらに混ぜる

⑤混ざったら、薄力粉とアーモンドプードルとベーキングパウダーをふるって加えて、粉っぽさがなくなるまでさっくり混ぜる

⑥しっかり混ざったら、チョコチップを加えて再度混ぜる

⑦生地を絞り袋に入れて、マフィンカップに絞り入れる

⑧170℃に予熱していたオーブンに入れて、約16分ほど焼いたら完成

マフィンとなると、やはり作るのが難しいイメージがあります。

ですが、実は以外と簡単に作ることができます。

こちらも、かぼちゃの風味とチョコチップが丁度良い組み合わせで、とても美味しいマフィンです。

クッキーは飽きたなという人は是非作ってみてください。

ハロウィンの人気お菓子のレシピのまとめ

ハロウィンのお菓子は特別なものというイメージがあるかと思いますが、ちょっとした工夫をするだけで、一気にハロウィン感が感じられるお菓子になります。

今回ご紹介した便利グッズも、100均で売っているものでもあるので、是非一度試してみてください。

また、ハロウィンのお菓子のレシピも、とても簡単なものをご紹介いたしました。

どれも子ども達が喜ぶものとなっていますので、是非作ってみてはいかがでしょうか?

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ハロウィンにオススメのかぼちゃを使ったレシピを大公開! https://realtimetvgod.com/archives/1940 Wed, 27 Oct 2021 01:25:08 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=1940 ハロウィンに欠かせないものといえば、やはりかぼちゃですよね。

なんとなくハロウィンの時は、かぼちゃ料理を作っているという方も多いのではないでしょうか?

最近では、かぼちゃを使ったレシピが数多く紹介されています。

そこで今回は、ハロウィンにおすすめのかぼちゃを使ったレシピをご紹介いたします。

ハロウィンにピッタリなかぼちゃのレシピ(おかず編)

まずは、ハロウィンにピッタリなかぼちゃのおかずレシピをご紹介いたします。

①パンプキンスープ

材料

玉ねぎ→1/4個

かぼちゃ→1/8個

有塩バター→8g

水→200ml

顆粒コンソメ→小さじ1

牛乳→150ml

生クリーム→50ml塩コショウ→少々

作り方

①玉ねぎを細かいみじん切りに切る

②かぼちゃの皮は剥き、適度な大きさに切る

③鍋に①と②を入れ、バターと水を入れたら、中火で15分煮込む。(かぼちゃはヘラなどで潰しながら全体に混ぜ合わせる)

④馴染んだら、牛乳と顆粒コンソメと生クリームを加えて、再度中火で5分ほど加熱し、塩コショウで味を整える

⑤お皿にスープを盛り付けたら、軽く炒めたクルトンを乗せて完成

かぼちゃのスープとなると、ミキサーなどが必要なイメージがあるかと思いますが、このようにミキサー無しでも簡単に美味しく作ることができます。

濃厚で甘みのある美味しいスープとなっていますので、是非夕飯のメニューに作ってみてはいかがでしょうか?

②かぼちゃコロッケ

材料

かぼちゃ→520g

鶏むねひき肉→120g

玉ねぎ→1/4個

醤油→大さじ2

塩こしょう→適量

とろけるチーズ(お好み)→約80g

小麦粉→適量

卵→1個

パン粉→適量

作り方

①玉ねぎをみじん切りにする

②鶏ひき肉と玉ねぎを塩コショウしてから炒め、バットにあけて冷ます

③かぼちゃの種を取って適当な大きさに切り、耐熱容器に入れてラップをふんわりかけて、電子レンジ(500w)で5~7分加熱する。(竹串が通るほどの柔らかさになったらOK)

④加熱したかぼちゃを皮ごと潰していく

⑤塩こしょうした後に②を入れて混ぜる

⑥味見をしながら醤油を入れて、混ぜたらタネの完成

⑦約35gに丸めて、真ん中にはみ出ないくらいの量のチーズを入れる

⑧小麦粉→卵→パン粉の順に付けて、180℃の油できつね色になるまで揚げたら完成。

この味付けは甘さ控えめとなっているので、おかずにはもちろんのこと、おやつとしてもピッタリなレシピとなっています。

一口サイズなので、とても食べやすく、子どもから大人まで好まれるコロッケとなっています。

③かぼちゃグラタン

材料

かぼちゃ(小さめ)→1個

玉ねぎ→1/4個

ベーコン→2枚

薄力粉→大さじ1

豆乳(または牛乳)→150cc

固形コンソメ→1個

こしょう→少々

バター→8g

チーズ→適量

作り方
①かぼちゃはレンジで6分ほど加熱した後、上側1/3を包丁で切り取って種とワタをくり抜く。その際に、身の部分はとっておいてください
②玉ねぎは薄切り、ベーコンは1センチ幅に切る
③フライパンにバターを溶かし、ベーコンと玉ねぎを炒めていき、玉ねぎがしんなりとしたら火を止め、薄力粉を茶こしでふるいながら加え、白っぽいところがなくなるまでよく混ぜていく
④豆乳(または牛乳)を少しずつ加えながら混ぜ、全部入れたら弱めの中火にかけ、ふつふつとしてきたら弱火にし、コンソメを砕いて加え、こしょうをふり、その後にくりぬいたかぼちゃも加えて混ぜる。
⑤かぼちゃの器にグラタンをいれ、チーズをのせ、トースターでチーズにこんがり焼き色がつくまで焼いたら完成
こちらは大胆に丸ごと1個のかぼちゃを使ったグラタンです。
一気に特別感が出てくるので、ハロウィンの時の夕飯のメニューにピッタリです。
子どもから大人まで喜ぶこと間違いなしです。

ハロウィンにピッタリなかぼちゃのレシピ(お菓子編)

次にハロウィンに是非食べたいかぼちゃを使ったお菓子のレシピをご紹介します。

①パンプキンタルト

材料

かぼちゃ→150g

生クリーム→150cc

砂糖→60g

ゼラチン→5g

水→大さじ2

ビスケット→150g

バター→90g

トッピング用

生クリーム→200cc

砂糖→大さじ2

作り方

①ビスケットは袋に入れて細かく砕き、バターを入れてもみ込んだ後に型に敷く

②かぼちゃを一口大に切って皮を取り、耐熱皿に入れてふんわりとラップをした後に600Wのレンジで5分ほど柔らかくなるまで加熱

③耐熱容器にゼラチンと水を入れて600Wのレンジで10秒加熱

④ミキサーにかぼちゃ、生クリーム、砂糖、ゼラチンを入れ、なめらかになるまでミキサーにかける

⑤①の型に流し入れて、冷蔵庫で冷やして固める

⑥ボウルにトッピング用の生クリーム、砂糖を入れて氷水にあてながらツノが立つまで泡立て、⑤に絞って完成

タルトはオーブンがないと作れないイメージがあるかもしれませんが、この方法ならオーブンが無くても美味しいタルトを作ることができます。

ハロウィンのパーティなどでも活躍するレシピなので、是非作ってみてください。

②かぼちゃのベイクドチーズケーキ

材料

かぼちゃ→1/4個(400g)

生クリーム→200cc

クリームチーズ→200g

砂糖→80g

卵→2個

薄力粉→大さじ2

純ココア→小さじ1

作り方
①かぼちゃはラップでふんわりと包み、600Wのレンジで4分程加熱し、その後にボウルに入れて、熱いうちに皮を取って実を潰す。
②生クリームを3回に分けて加え、その都度しっかり混ぜる
③②を裏ごししていく
④別のボウルに、クリームチーズと砂糖を入れて混ぜる
⑤卵を1個ずつ加えて、その都度混ぜ、その後に薄力粉をふるい入れて、再度混ぜる
⑥③のかぼちゃクリームを加えて混ぜる
⑦⑥の生地を大さじ2とり、そこに純ココアを加えて混ぜる
⑧クッキングシートを敷いた型に⑥の生地を流しいれる
⑨⑦のココア生地でクモの巣の模様を描く
⑩170℃に予熱したオーブンで40〜45分焼き、冷まして完成

ケーキに蜘蛛の巣を書 描くことで一気にハロウィン感が増します!

しかも、生クリームやクリームチーズも1回で使い切れるようになっているので、残って困ったということにもなりません。

可愛くて美味しいケーキとなっているので、是非作ってみてください。

③スイートパンプキン

材料(ココット4つ分)

・かぼちゃ→皮を取って150gぐらい

・砂糖→30g

・牛乳→250g

・粉ゼラチン→5g

・水(ゼラチンをふやかす用)→大さじ2

・メイプルシロップ→大さじ1

・ホイップクリーム(トッピング用)→お好みで

・パンプキンシード(トッピング用)→4粒

作り方

①かぼちゃ1/4の種を取り、適当な大きさに切って、500Wの電子レンジで4~5分加熱して柔らかくする

②加熱している間に、粉ゼラチンを大さじ2の水でふやかしておく

③かぼちゃの加熱が終わったら、熱いうちに皮を取り除き、裏ごしをする

④裏ごししたかぼちゃ150gを鍋に入れ、弱火で水分を飛ばしていく

⑤砂糖を入れてよく混ぜたら、牛乳を数回に分けて少しずついれて混ぜる

⑥ふやかしたゼラチンとメープルシロップを入れ、よく混ぜながら沸騰直前で火を消す

⑦こし器で濾したら、注ぎやすい容器に入れる

⑧粗熱が取れたら適当な容器に入れ、冷蔵庫で2〜3時間冷やし固める

⑨お好みでホイップクリームなどをトッピングして完成

かぼちゃを使った濃厚で甘みのある美味しいプリンです。

生クリームとパンプキンシードがまた良いアクセントを出していて、非常に食べやすくなっています。

パンプキンシードは100均などでも売っているので、是非チェックしてみてください。

ハロウィンのお菓子のレシピのまとめ

ハロウィンといえばカボチャというイメージがあり、かぼちゃを使った美味しいレシピは本当にたくさんあります。

今回ご紹介したレシピも、家にあるもので簡単に作ることができるので、料理が苦手だという人にもオススメです。

是非、これらのレシピを参考にしていただき、楽しいハロウィンを過ごしてみてください。

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お盆の時に行う迎え火・送り火とは?行う理由や手順をご紹介! https://realtimetvgod.com/archives/2356 Sun, 01 Aug 2021 10:00:54 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2356 夏休みになると忘れてはいけないのがお盆。

この時期になると、ご先祖様や故人を迎えるために色々と準備をしている人も多いのではないでしょうか?

そんなお盆の風習の中には「迎え火」「送り火」といった風習もあります。

これは、ご先祖様や故人が迷うことなく家まで帰れるように、そしてまた元の世界に無事に戻れるように目安として焚火を焚いて目印を作るものです。

今回は、お盆の風習であるこの送り火や迎え火について、どういうものなのかをご紹介していきます。

送り火・迎え火とは何なのか?その手順は?

ではまず最初に、送り火や迎え火と何なのかということについてご紹介します。

迎え火というのは、お盆の時期にご先祖様や故人の霊を迎えるための目印として焚く火のことで、送り火というのは、お盆が終わる時期にご先祖様や故人の霊が無事にあの世へ戻れるようにするための目印として焚く火のことです。

今でこそ迎え火や送り火はお盆の始まりと終わりの儀式とされていますが、昔の日本では祖先の霊を鎮めるための供養として行われていました。

この迎え火と送り火の他にも精霊流しや精霊祭りといったものも行われていますが、これは亡くなられた方への鎮魂の意味もありますが、この世にある災いをあの世へ持っていってもらうという厄除けの意味もありました。

ちなみに、迎え火や送り火については宗派による違いはほとんどありませんが、地域によって方法は多少異なっていますので、もし知っておきたいのであれば、親戚の人などに相談をしておくと良いでしょう。

基本的な方法としては、素焼きの焙烙という皿に麻の茎を折って重ねて火をつけ、それを家の門や玄関の所に置きます。

元々麻には浄化の力がある植物とされており、悪いものを清める効果があると言われていました。

その麻を使って焚いた火は清浄な火とされており、迎え火としてピッタリな植物とされ、現在も使用されています。

ちなみに、この火種となるようなものはお盆が近くなった時期にお墓参りへ行くともらうことができます。

お墓参りの時に焚いた火をお線香やろうそくに移して持ち帰るのが通常です。

また、場所によっては火が焚けない所もありますが、その場合は盆提灯を代用として使います。

提灯を玄関先につるしておくことで、迎え火となり、ご先祖様や故人が迷わず帰ってこれる目印となります。

迎え火と送り火は、お盆の始まりと終わりに欠かせないということがわかりますね。

いつ行うものなのか?

基本的に迎え火は8月13日(旧暦7月13日)から行うのがしきたりです。

この日になったら迎え火を焚き、ご先祖様や故人を迎え入れた後に、感謝の気持ちを伝え、丁重なおもてなしをしていきます。

そしてお盆が終わる頃の8月16日(旧暦7月16日)に送り火を焚いて、あの世へ帰してあげます。

実は、このお盆は今でこそ8月に行うものというイメージがありますが、改暦があった明治時代以降では、地域によっては旧暦の時にお盆の行事を行う所もあります。

主に旧盆と新盆に分けて行われているのですが、旧盆の場合は旧暦に従って行うお盆となり8月13日~16日に行うお盆の行事は「月遅れのお盆」として行われるのが主流となっています。

この場合、先ほどご紹介したように、8月13日に迎え火を焚いて、16日に送り火を焚くようにします。

一方で新盆の場合は、旧暦のお盆を新暦になっても採用し、7月の中旬頃(13~16日頃)に行う地域もあります。

意外に思われるかもしれませんが、関東地方でもこの新盆を採用している地域が多く、7月13日~16日にお盆として過ごす所も多くあるそうです。

もし、自分の住んでいる地域でお盆はいつやるのか曖昧n場合は、しっかり親戚に聞いて間違いのないようにしておきましょう。

旧盆と新盆それぞれ取り入れている地域は?

では、何故地域によって旧盆と新盆として違う時期に行うのでしょうか?

現在の日本では、主に8月に行う旧盆が主流となっています。

これは、明治時代に改暦されたことによって、暦の国際基準化がされたことに伴い、日本の行事はそれぞれ30日遅らせることになったため、旧暦の7月15日からのものが新暦の8月15日になったのが大きな理由です。

しかしながら「明治時代になって新暦になったからお盆もその新暦に合わせてやろう」(旧盆)という考えのある地域もあれば「旧暦と時期も近いし、このまま旧暦で行うという形を残そう」(新盆)という考えがある地域もありました。

現在、新盆(7月)を採用しているのは、多摩地区の一部を除く東京、函館、金沢の旧市街地となっており、7月の新盆の時期になると、各地でお祭りなどが開催されています。

その他の地域では基本的に旧盆(8月)となっているようですが、お盆の考え方に関しては違いはほとんどありません。

迎え火や送り火の時間や場所は?

基本的に迎え火や送り火を焚く時間は、夕方~夜にかけて行うのが主流ですが、具体的に何時からやるべきといった決まりはありません。

というのも、同じ時間でもすっかり日没になっている所もあれば、まだ少し明るい所もあるからでしょう。

基本的には日没になりかけている時から準備を始めて、すっかり暗くなった時に火を焚くのがベストです。

迎え火と送り火を焚く場所についてですが、基本的にご先祖様たちが迷わないように家の前で行うようにします。

そのさいには近くに燃えるものがないかをしっかり確認してから行うようにしてください。

また、マンションや家の周りに草木がある等の理由で火が焚けないという場合は、盆提灯を吊るしておきましょう。

あくまでも近所の人に迷惑をかけないようにするのが大前提です。

少しでも火を焚きたいならば、お線香などを燃やしてあげると良いでしょう。

全国各地で行われている迎え火や送り火とは?

お盆の時期になると、全国各地でそれぞれお祭りの中で迎え火や送り火を行うこともあります。

その中でも特に有名なものが京都で毎年8月16日に行われる「五山の送り火」が挙げられます。

こちらは送り火のお祭りとして大々的に毎年行われているもので、これを見に京都へ足を運ぶ人も多いです。

これは「大文字」「左大文字」「妙法」「船形」「鳥居形」の5つがそれぞれの山に書かれており、それを火で灯していくものです。

その文字は遠くから見てもハッキリ見えるくらい大きいものとなっており、この大きな火の力でこの世の穢れを清めていき、ご先祖様たちをあの世へ丁重に送り出すのと同時に、厄除けをする意味合いがあります。

他にも青森県のねぶた祭りや、秋田県の竿燈まつりなども送り火・迎え火の風習と合わせて行われているお祭りとなっています。

送り火・迎え火についてのまとめ

送り火や迎え火はお盆に欠かせない風習の1つです。

新盆や旧盆によって行う時期は地域によって異なってはいますが、この風習については共通して行われているようです。

火を焚くことができない場所でも、盆提灯などで代用することもできるので、誰でもできるものでした。

これは、ご先祖様や故人が迷わずにあの世とこの世を行き帰りできるようにするためにも大切なものなので、是非、お盆の時期には送り火や迎え火を焚いてあげてくださいね。

また、全国各地でも送り火や迎え火に関するお祭りを行っているので、興味がある方は一度足を運んで見に行ってみてはいかがでしょうか?

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お盆のお供え物に込められた意味とは?何故お供えするの? https://realtimetvgod.com/archives/2346 Sun, 11 Jul 2021 12:53:36 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2346 日本の風習の1つである「お盆」。

この時期は、ご先祖様の霊があの世からこの世へ戻ってくる時期であるとされており、お供え物をしたり、ご先祖様が家に戻ってこれるように灯りをともしたり、地域の風習に合わせておもてなしや供養をしたりして過ごしていきます。

その際にお供えするものは、故人が好きなものを用意することも多いですが、お盆にちなんだお供え物がいくつかあります。

そこで今回は、お盆の時期によくお供えする定番のお供え物をご紹介します。

お盆の基本的なお供え物

お盆と一言で言っても、その過ごし方は地域や宗派によって多少異なってきます。

ですが、どの地域や宗派でも、仏壇の前には「五供」(香・花・灯燭・浄水・飲食)と呼ばれるお供えものをしていきます。

では、その五供というのは具体的にどのようなものなのかをご紹介します。

①香

「香」というのは、一般的にお線香のことを表します。

ご先祖様や仏様にお線香の香りを楽しんでもらうためにお供えしていきます。

他にも、お供え物をする人や家族の身を清める意味もありますし、お線香から出てくる煙がこの世とあの世を結び付けるための架け橋であるという考えもあります。

このように、お線香にはご先祖様や仏様を迎え入れるために必要なもので、様々な意味が込められているので、他の五供のお供え物をしたら、最後にお線香をあげておきましょう。

②花

故人にお花をお供えをすることも多いと思います。

花は見た目もとても美しいものですが、花の香りもまたご先祖様や仏様が喜ぶものとなっています。

極端に香りが強いものであったり、ツルが長いタイプの花はお供えするのは避けた方が良いですが、基本的には故人の方が好きそうな花をお供えしておきましょう。

また、他にも注意してほしいのが薔薇などの棘があるものは、血が流れることが連想されるので、敬遠されてしまいがちです。

基本的に誰が見ても心が落ち着くような花を選ぶように意識していきましょう。

灯燭(とうしょく)

灯燭というのは「ロウソクを灯すもの」という意味で使われていますが、五供でいう灯燭というのは「世の中全体を照らすもの」という意味が強いです。

古来仏教において、灯燭の灯りは迷いをなくしていくものと言われています。

それと、ロウソクの灯りのように穏やかに光を放っていき、次第に燃え尽きるという様子が人生の無常を表しているとも考えられています。

そういった意味でも、この灯りというのは、ご先祖様や私たちにとって大切なものとなっています。

浄水

ここでいう浄水は「綺麗な水」という意味が込められています。

というのも、故人は喉が渇きやすいと言われています。

なので、お盆の時期では仏壇に必ず水をお供えしておきましょう。

ただ、宗派によっては逆に水を与えないという解釈をすることもあるそうなので、もし何かしらの宗派があるなら、お盆の準備をする前にお寺の方や詳しい人に相談をしておくと安心です。

飲食

五供において「飲食」は「おんじき」と呼ばれています。

基本的に飲食は、家族が食べているものと同じものをお供えしておくと良いでしょう。

お供えする際には、ご先祖様がすぐに食べられるように皿に盛りつけておきます。

また、お盆やお彼岸の時期にお供えする際には、一汁三菜をセットにしてお膳として用意していきます。

ご先祖様と一緒に食事を楽しむ大切な機会でもあるので、是非お供えをしておきましょう。

その他のお供え物や食べ物とは?

お盆の時のお供え物として、五供が非常に有名ではありますが、その他にもお供えするものはたくさんあります。

それに加えてお盆の時期に食べるものもいくつかあります。

どれも意味があるものなので、是非今年のお盆に用意してみてはいかがでしょうか?

精霊馬(しょうりょううま)

まずお盆にお供えをする定番のものといえば「精霊馬」です。

大体の精霊馬は、ナスやキュウリに割りばしやマッチ棒を差して足を作り、とうもろこしの毛の部分を尻尾に見立てて馬や牛を形作っていきます。

これを精霊馬と呼び、お盆の時期になるとご先祖様がこの精霊馬に乗ってあの世とこの世を行き来すると言われています。

基本的には「あの世からこの世へ来る時はきゅうりの精霊馬に乗って、早めに来てもらい、帰りはナスの精霊馬に乗って、お土産も一緒に乗せてのんびりお帰りいただく」といった意味が込められています。

なので、精霊馬を用意する際にはキュウリとナスをそれぞれ用意してあげると良いでしょう。

百味飲食(ひゃくみおんじき)

これは地域によって用意するお供えものです。

百味飲食というのは、ミズノコと呼ばれるお芋の葉っぱの上にみじん切りをしたナスやキュウリを洗い米に混ぜ合わせたものを作り、それと別の器に水を入れて、萩の箒を浸した後に、それを供物にそそいだお供え物のことを言います。

これによって、無縁である精霊を含めた万霊に対して供物を捧げることができるようになります。

そうめん・団子

仏壇にお供えする食べ物には、旬の野菜や果物をはじめ、故人が好きだった食べ物を供えるのが定番ですが、その他にもそうめんや団子や餅をお供えすることもあります。

そうめんをお供えする理由としては「子孫繁栄」や「喜びが長く細く続きますように」といった願いが込められているからと言われており、ご先祖様にお供えするのと同時に、縁起を担ぐといった意味があります。

そして団子や餅は、16日にお供えするのですが、これは「六地蔵様にお供えをするため」という意味が込められているので、基本的に6つお供えするようにします。

普段何気なくお供えしているものですが、こういった意味を知っておくと、改めて特別なものだというのを実感しますね。

お盆のお供え物の意味についてのまとめ

お盆は毎年くるものであり、日本ならではの風習です。

この時期はご先祖様や個人があの世から戻ってくる時期でもあり、特別な期間であることを毎年実感しますね。

そして、改めてお盆の時のお供え物について意味を知ると、どれも大切な意味が込められていることがわかりました。

今まで何となくお供えしていたものもあったと思いますが、今年は是非意味を知ったうえでお供えをしてみてください。

改めてお盆とはどのようなものなのかを考える良い機会になると思います。

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七夕の時はどんな食べ物を食べる?意味や由来を知ろう! https://realtimetvgod.com/archives/2336 Mon, 21 Jun 2021 02:10:05 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2336 七夕といえば短冊、笹の葉、織姫と彦星、天の川などなど様々なものが浮かびますね。

そんな七夕は五節句の1つでもあり、「七夕(しちせき)の節句」と呼ばれており、旬の食べ物を食べて邪気を払うという意味も込められています。

では、実際に現代の七夕ではどのような食べ物が食べられているのでしょうか?

七夕の定番の食べ物とは?

では、実際に七夕ではどのような定番の食べ物があるのでしょうか?

そうめん

七夕では行事食として、よくそうめんを食べるという所が多いです。

このそうめんは「天の川に見立てる」という説が有力ですが、他にも中国から七夕が伝わってきた時に「索餅」(さくへい)と呼ばれる食べ物も一緒に伝わり、それがそうめんの起源になったと言われています。

この索餅というのは、中国でいうねじり菓子の1つで、七夕の時期に索餅を神様に供え、無病息災を願ったという風習がありました。

そして、その索餅の形が今でいうそうめんの形に似ているということ、さらにそうめんの麺が織姫が使用した織り糸を模しているとも言われており、七夕にはそうめんを食べるというのが主流になっていきました。

また七夕は旧暦では8月に該当していたということもあり、お中元の時にそうめんを贈るというのもよくある光景となっています。

ちらし寿司

「七夕の日にはちらし寿司を食べる」というご家庭も多いのではないでしょうか?

しかし実際には七夕とちらし寿司は直接関係性はありません。

元々日本では、何かの祝い事やお祭りの時にちらし寿司を食べるという習慣があるため、七夕も例外なくちらし寿司を食べるようになったというのが通説のようです。

ちなみに、食べるちらし寿司もまた地域によって異なっています。

近くに海がない地域では角寿司というものを食べており、山菜や野菜を酢飯と交互に詰め合わせたお寿司を食べていたり、逆に海が近くにあるような地域では棒鮨やばら寿司など、魚介類を使ったものを食べます。

食べる種類は違いますが、七夕を含めた節句の時にはちらし寿司を食べるというのは定番になっているようです。

オクラを使った料理

オクラを切ると切り口が星型に見えるという特徴があります。

そういったことから、七夕の日はオクラを食べるという所も多いです。

実際にオクラは様々な料理で使うことができますし、栄養もたくさんあるので積極的に食べていきたい食材でもあります。

夏野菜カレーとしてオクラを使っても良いですし、サラダの飾りとして使っても良いですし、みそ汁などに入れて食べても美味しいです。

いつもの料理にちょっとしたアクセントも付きますので、是非オクラを使ってみてください。

七夕の定番の食べ物~お菓子~

では、今度は七夕の時によく食べられるお菓子やスイーツについてご紹介します。

ゼリー

子どもの頃、七夕の日の給食で「七夕ゼリー」が出たという方も多いのではないでしょうか?

ゼリーの上には星など綺麗な飾りが飾られていて、子どもながらにわくわくした思い出があります。

実際に七夕の日にゼリーを食べるという習慣はないのですが、綺麗な色が出せるということと、好きなように飾りができて楽しめるという点から「七夕ゼリー」として広く食べられるようになったのではないかと思われます。

ゼリーは家でも簡単に作ることができますので、是非簡単なスイーツとして作ってみてはいかがでしょうか?

甘酒

甘酒といえば、初詣の時などによく飲まれているイメージがあるかと思いますが、実は甘酒というのは俳句では「夏の季語」とされています。

なので、七夕の季節に飲むという所も多いですが、この甘酒は七夕と直接関係があるというわけではありません。

何故この時期に飲むようになったのかというと、主に夏バテを予防するためというのが大きな理由となっています。

甘酒には食物繊維やビタミンやアミノ酸などが豊富に含まれており、体に必要な栄養分をしっかり取り入れることができます。

それでいて、ほんのりとした甘みが美味しいというのも親しまれている理由の1つです。

スーパーでも売っていますので、機会があれば是非七夕の日にも甘酒を飲んでみてください。

笹団子

七夕といえば笹の葉に願い事を書いた短冊をかざるというのが定番ですよね。

つまり七夕と笹というのは深い関係性があるということがわかります。

何故七夕と笹がここまで深い関係性があるのかというと、笹や竹は力強く天に向かって真っすぐ伸びるという特徴があり、生命力の強さの象徴とも言われており、昔から奉っていました。

さらに笹の葉の成分を見ると殺菌作用が非常に高いことから、厄除けの力があるとも言われていました、

なので、昔は笹を使って体を清めたり、厄払いの儀式の際に使用していたこともありました。

他にも笹の葉がこすれる音は、神様を招く音ともいわれていたため、非常に縁起が良い音とされてきました。

このように、昔から縁起が良いと言われてきた笹に団子を包んだ笹団子は、七夕の日に食べることで非常に縁起が良いとされており、願いを込めて食べるという人も多いようです。

七夕の日に食べる食べ物のまとめ

七夕といえば短冊を飾るというイメージがありますが、七夕の日にちなんだ食べ物というのもたくさんあります。

中には七夕の由来とは直接関係がないケースもありましたが、どこか七夕だなと感じさせるものばかりとなっています。

縁起が良いというのももちろんのことですが、体に良い食べ物であるということもあり、夏バテ予防にもピッタリです。

この時期は体調を崩しやすい時期でもあるので、体調管理を整えるためと同時に、七夕らしい食べ物として楽しんでみてはいかがでしょうか?

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七夕の歴史や由来とは?意外と知られていない七夕の豆知識 https://realtimetvgod.com/archives/2325 Mon, 07 Jun 2021 13:10:50 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2325 7月7日は七夕の日で、それぞれ七夕にちなんだ行事もたくさん行われています。

商店街ではもちろんのこと、幼稚園や保育園など子どもが通うところでも七夕を楽しんでいます。

そんな七夕ですが、どんな歴史や由来があるのかご存じでしょうか?

今回は、七夕の歴史や由来、意外と知られていなかった豆知識についてご紹介していきます。

七夕誕生の歴史

まずは七夕が誕生した歴史についてご紹介いたします。

織姫・彦星伝説

まず七夕の定番ともいえるのが、織姫と彦星のお話ですよね。

このお話は、空を流れる天の川の西岸にお姫様の織姫、東岸に牛使いの彦星が主人公です

織姫は機織りが上手で、いつも美しい布を織っては天帝(父親)に献上しており、天帝もそれを見てはいつも大喜びをしていました。

そんなある日、天帝は「そろそろ織姫の結婚相手を探そう」と思っていた時に、東岸の彦星を見つけ、そのまま2人を引き合わせ、そのまま織姫と彦星は結婚に至ります。

しかし結婚した2人は、仕事をそっちのけで仲良く過ごしているばかりになってしまいました。

この様子を見て天帝は激怒し、天の川を隔てて2人を引き離してしまいました。

すると、織姫は離れてしまった彦星を想って泣いてばかりになってしまい、これを見て可哀想に思った天帝は、年に1回だけ彦星に会っても良いことにします。

そして、その日こそが七夕となっており、この日は天帝によって遣わされたカササギに乗って天の川を超えて、2人が出会う日となりました。

年に1度出会えるこの日を祝うため、中国では乞巧奠という行事を行うようになりました。

乞とは「願うこと」巧とは「巧みに上達すること」奠は「祀る」という意味が込められており、織姫のように機織りの技術が上達しますように、つまり手習いの技術が上達しますようにという願いを込め、各地でお祝い事を行っていきました。

日本に伝わったのは奈良時代の頃

中国で行われていた乞巧奠は奈良時代に遣唐使が日本へ伝え、宮中行事として行われるようになりました。

この時は裁縫や詩歌が上達しますようにという願いを込め、星に祈りをささげたり、梶の葉に和歌を綴って、祀るということをしていました。

何故ここで梶の葉を使っていたのかというと、梶の葉の裏側は細く滑らかな毛がたくさん生えており、墨で文字を綴ると、非常に墨の乗りが良く書きやすかったということもあり、当時は紙の原料としても多く使われていたからです。

実際に宮中行事を伝承し続けている京都の冷泉家では、今でも七夕の歌会や乞巧奠が行われており、実際に梶の葉を使っているそうです。

七夕の由来とは?

七夕は今では五節句の1つとして数えられているものですが、この由来は先ほどご紹介した中国の乞巧奠と、古代日本で年中行事として行われていた「棚機」(たなばた)が由来しています。

古代日本で行われた棚機とは?

棚機というのは、古代日本でずっと行われてきた「禊」の1つで、穢れを清める行事として行われてきました。

特に農村部で行われており、稲の開花時期に合わせて毎年行ってきました。

棚機の内容は、まず村の女性が水辺にある小屋に籠って、着物を織って棚に供えるところから始まります。

そして、神様を村へ迎えて豊作を願いながら村人たちの穢れを清めていきます。

そして、この着物を織るのに使われていたのが「棚機」という機織り機で、毎年ずっと使われ続けていました。

しばらくは禊として行われていたこの行事でしたが、日本に仏教が伝来してきたとき、この棚機はお盆を迎える準備の行事という認識になっていき、旧暦の7月に行うようになりました。

棚機と乞巧奠が合わさって七夕が誕生

奈良時代に中国から乞巧奠が伝わってくると、その乞巧奠と棚機が合わさり、七夕(しちせき)という年中行事が行われるようになりました。

七夕は織姫と彦星が年に1度出会えることへのお祝いの気持ちと、詩歌や裁縫の技術が上達しますようにという願いを込めて星に祈りを捧げ、五色の糸と金銀の針と山と海の幸を供えて祀る行事となりました。

お供え物をする祭壇には左右に笹を立て、そこに五色の糸をかけ、梶の葉で書いた和歌を綴って一緒に笹に飾って祀っており、これが七夕の笹飾りの始まりとなりました。

そして時代は流れて室町時代。

このころになると宮中行事だった七夕や織姫と彦星の話は一般庶民の間でも広まっていきました。

そして農村で昔行われていた棚機にちなみ、七夕を「たなばた」と呼ぶようになりました。

七夕に関する豆知識

では、次に七夕に関する豆知識をいくつかご紹介します。

7月の和名である「文月」は七夕と関係していた?

日本には1月~12月にそれぞれ和名が付けられており、七夕がある7月は「文月」と呼ばれています。

この文月は旧暦の7月のことを指して言うものですが、文月と呼ばれるようになったのは、七夕がきっかけと言われています。

何故文月と呼ぶようになったのかというと、七夕が一般庶民の人たちの間で広まっていた頃、短冊に願い事の「文」を書いていたことがきっかけだという説があります。

また他にも七夕には関係ない説もいくつかあります。

その1つは、秋頃の収穫間近の稲穂が大きくなっており、稲穂に米が含まれ始める7月を「含月」(ふくみづき)と呼んでおり、それが変化して「ふみづき」となり、それが「文月」になったという説もあります。

短冊に願い事を書くようになったのは江戸時代の頃から

短冊に願い事を書いて笹に飾るという習慣ができたのは江戸時代の頃と言われています。

この時は庶民の間でも手習いをする人も増えてきており、子ども達も寺子屋で勉強をする機会も増えてきていることから、それぞれの分野で上達を願うようになりました。

元々は里芋の葉っぱに溜まっていた夜露を集めて墨をすっていき、その墨で文字を書いていくことで、手習いの上達を願うという習わしがありました。

この里芋の葉は昔から「神様から授かった天の水を受けるための傘」という役目を持つとされており、この葉に溜まった水で墨をすることで、手習いの上達ができるとされていました。

なので、これを見ると七夕の短冊には願い事を書いて笹に飾るというイメージがあるかもしれませんが、元々は手習い事などが上達しますようにという願いを込めるという意味になります

もし、何か上達したいものがあれば、ぜひ七夕の時に願ってみてはいかがでしょうか?

五色の短冊に込められている意味とは?

短冊は願い事だけではなく、七夕に関する言葉や絵を書いて飾ることもあります。

その時によく使われているのが、五色の短冊です。

これは中国の陰陽五行説にちなんで「青・赤・黄・白・黒」の5つの色のことを表しています。

れらの色は古代中国でいう「木・火・土・金・水の要素がこの世の全ての根源である」という考えのもので、それぞれ青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水を表しています。

なんとなく使われているような色と思われていますが、実はこういった意味が込められていたんですね。

七夕の歴史のまとめ

七夕は今でこそ有名な行事として、多くの人々が楽しんでいる行事の1つとなりました。

ですが、今の七夕の形になるまでには多くの歴史がありました。

織姫が機織りが上手だったということもあり、元々は手習い事が上達するようにという願いを込めて行われているものでした。

そして、今のように願い事を書いて短冊に飾るようになったのは、江戸時代の頃であることもわかりました。

ぜひ、今年は手習い事が上達しますようにという願いも一緒に込めながら、七夕を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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七夕飾りを折り紙で簡単に作る方法!子どもも喜ぶこと間違いなし! https://realtimetvgod.com/archives/2305 Tue, 18 May 2021 12:13:14 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2305 7月7日は七夕です。

この時期になると、あちこちで七夕飾りが飾られるのを見かけるようになります。

色とりどりの綺麗な七夕飾りですが、それを折り紙で簡単に作りたいと思うこともあるのではないでしょうか?

そこで今回は、折り紙を使って簡単に作れる七夕飾りの作り方をご紹介いたします。

子どもも喜ぶこと間違いなしなので、是非家の中などに飾って七夕を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか?

折り紙で七夕飾りを作る方法~吹き流し~

七夕飾りの中には「吹き流し」というものがあります。

これは織姫の織り糸を垂らしている様子を表しているもので、機織りの技術向上を願うために飾られています。

見た目はとても繊細で様々な柄が楽しめるものですが、この吹き流しも折り紙で簡単に作ることができます。

数枚の小さな折り紙を使って作る方法

必要なもの

〇くす玉(1個)

折り紙(15cm×15cm)→2枚(くす玉用に1枚・吹き流し用に1枚)

ハサミ

リボン

のり

こちらは折り紙を4等分にして7.5cm×7.5cmの折り紙を複数使って作る吹き流しです。

折り紙を切ったり糊を付けたりと、色々と工程が多くて大変そうに見えますが、作業自体はとても簡単なものばかりです。

くす玉の部分も簡単な手順を何度か繰り返すだけで、とても色鮮やかで綺麗な仕上がりになります。

作り方に慣れてきたら、様々な色で作って飾ると、とても見ごたえのある七夕飾りになります。

シンプルな方法で作れる吹き流し

 

必要なもの

折り紙(15cm×15cm)→1枚

折り紙(15cm×1.8cm)【1/8サイズ】→3枚

ハサミ

定規

えんぴつ

のり

セロテープ

ひも

こちらは先ほどご紹介した吹き流しよりはシンプルな作り方です。

折り紙を切って貼るという工程は同じですが、手順は簡単です。

より、正確な長さを測るためにも、定規やえんぴつで印をつけるのもしっかりやることをオススメします。

そして、動画のように柄付きの折り紙で作った方が七夕飾りっぽく綺麗な仕上がりになります。

100均などでも売っているので、是非チェックしてみてください。

紙風船を使って作る吹き流し

必要なもの

・折り紙(15cm×15cm)→3枚

・紙テープ(2色を用意した方が綺麗な吹き流しができます)

・ビーズ(直径6mmのもの)→11個

・針

・糸

・はさみ

・のり

こちらは紙風船を3つ作り、紙テープやビーズや糸を使って作る吹き流しです。

一見すると手間がかかりそうにも見えますが、全ての工程はとてもシンプルです。

紙風船も簡単に作ることができますし、吹き流しもしっかり工程を見ながら折れば簡単に折ることができます。

後は好きなビーズと一緒に作れば綺麗な吹き流しに仕上がります!

子どもと作る際には、針や糸を使う所は大人がやり、折り紙を折る時は一緒にやると良いでしょう。

折り紙で七夕飾りを作る方法~つづり~

七夕飾りをより色鮮やかに見せてくれるのが「つづり」です。

つづりはハートの形であったり、星の形であったりと様々なものがあります。

の葉に飾るのも良いですし、家の壁などに飾るのもオススメです。

どこでも飾りやすい「つづり」の折り方をここでご紹介いたします。

星型のつづりの折り方

必要なもの

・折り紙(15cm×15cm)→1枚(4個の星が出来上がります)

・はさみ(カッター)

・針

・糸

折り紙1枚で星が作れるので、材料をそろえるのがとても楽です。

また、折り方を見ると根気が必要にも見えますが、慣れてくると折るスピードも早くなっていきます。

注意する点としては、ジャバラ折りにする際には、折る回数を間違えないようにすることです。

正しい回数で折れば、綺麗な星型が出来上がります。

それを針と糸でつなげれば、綺麗な星のつづらが完成します!

壁や笹の葉などに是非飾ってみてください。

ハートのつづりの折り方

必要なもの

・紙テープ→1.8㎝ × 25㎝ ・1.8㎝ × 20㎝(2本でハート1セットできます)個数分

・ホッチキス

・のり

・ハサミ

・定規

七夕といえば星型のイメージがありますが、他の飾りに星をたくさん作っているから、違う形のものを作りたいということもあるでしょう。

その時は、このハートのつづりがオススメです。

こちらは七夕はもちろんですが、他にも誕生日パーティやバレンタインの時などにも使えるので、作れるようになると非常に便利です。

2本の紙テープを使って作るので、色々な色を使って作ることができます。

同じ色のハートのつづりを作っても良いですし、違う色を組み合わせてみるのも良いでしょう。

作り方も紙テープを重ねてホッチキスで止めるだけと簡単なので、是非作ってみてくださいね。

扇のつづりの作り方

必要なもの

・折り紙→好きな枚数分(15cm×15cmでも7.5×7.5cmでも可)

・はさみ

・のり

・糸

・セロテープ

こちらは好きな数の扇を折って、のりで貼り付けていく作り方です。

最終的にこちらも糸を付けて飾れるようにしていますが、針を使わずにセロテープを使って糸を付けます。

なので、針を使うのが苦手だという方でも簡単に作ることができるのでオススメです。

また、扇の折り方も難しい工程もなく、簡単な手順でできるので、七夕飾りを作る時間がなかなか取れないという方でも作ることができます。

ちょっと飾り付けが寂しいなという時でもサッと作れるので、是非チェックしてみてください。

折り紙で七夕飾りを作る方法~織姫と彦星~

七夕と言えば忘れてはいけないのが、織姫と彦星です。

折り紙で作れるなら、両方作って、先ほどご紹介した七夕飾りと一緒に並べて飾りたいですよね。

そこで最後に折り紙で作る織姫と彦星の折り方をご紹介いたします。

それぞれ折り紙2枚で作れるシンプルな折り方

必要なもの

・折り紙→5枚(織姫2枚・彦星2枚・舟1枚)

こちらは複雑な工程は一切なく、折り紙で折ってそれぞれくっつけるだけで完成します。

ハサミなども使わないので、お子さんでも簡単に作ることができます。

動画にもありましたが、着物の部分を柄物の折り紙にすることで、より綺麗な織姫と彦星が完成します

2人を乗せる舟も簡単に折ることができるので、是非セットとして作ってみてください。

折り終わったら、画用紙などに貼り付けて、周りに星などを貼り付けるのも楽しいですよ。

笹の葉にも飾れる織姫と彦星の短冊の折り方

タイトルが入ります。

・折り紙(15cm×15cm)→3枚

・はさみ

・セロテープ

・糸

こちらは折り紙3枚で作る織姫と彦星です。

短冊のような形になっているので、笹の葉に飾る時にもピッタリなものです。

短冊として洋服の部分にお願いごとを書くのも良いですし、七夕飾りとして飾るのもOKです。

折り方も非常に簡単なので、お子さんと一緒に作ることができます。

どんなお願いごとを書くのか考えながら作ると、とても楽しいですよ。

ミニサイズの織姫と彦星の折り方

必要なもの

・折り紙(15cm×15cm)→3枚

・はさみ

・セロテープ

こちらも折り紙3枚とはさみとセロテープで作れる織姫と彦星です。

こちらの作り方で折ると、ミニサイズの織姫と彦星が完成します。

折り方に細かい部分は多少ありますが、子どもでも簡単に作れるものとなっているので、是非一緒に作ってみてください。

出来上がった織姫と彦星は画用紙などに貼り付けたりすると、工作としても楽しめます。

もちろん、出来上がったら壁に飾るとより七夕らしい雰囲気になりますよ。

七夕飾りを折り紙で作る方法のまとめ

七夕の時期になると、商店街などでは綺麗な七夕飾りが飾られる所も多いです。

この綺麗な七夕飾りを家でも飾りたいと思ったことがある方も多いでしょう。

そんな綺麗な七夕飾りが、折り紙で簡単に作ることができます。

難しいものも中にはありますが、簡単なものが多いので、お子さんと一緒に作ることもできます。

是非、今年の七夕には折り紙で七夕飾りを作って、飾って楽しんでみてはいかがでしょうか?

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端午の節句とはどんな節句?歴史や由来について大調査! https://realtimetvgod.com/archives/2297 Tue, 04 May 2021 14:00:17 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2297 端午の節句といえば、男の子にとって大切な節句となっています。

しかし、改めて端午の節句とはどのようなものなのか、そもそもどんな歴史があるのか知らない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、端午の節句について、由来や歴史についてご紹介していきます。

是非、端午の節句を迎えるお子様にも教えてみてくださいね。

端午の節句の始まりは?

端午の節句は中国から始まりました。

その歴史はとても長く、2300年前にまで遡ります。

起源は中国の戦国時代から

端午の節句の起源となったものが誕生したのは、今から約2300年前の頃。

当時は中国は楚と呼ばれており、戦国時代でした。

この時に国王に仕えていた屈原という政治家がいました。

屈原は国や国民のことを常に大事に考えてくれる政治家だったこともあり、国民からも非常に親しまれた人でした。

しかし、とある陰謀により屈原は国を追われてしまうことになり、この国の行く末に絶望した屈原は、汨羅という川に身を投げ、亡くなってしまいました。

それを知った楚の国民達は、船で汨羅の川へ向かい、屈原の死体が魚に食べられないように、太鼓を打って魚を驚かせたり、ちまきを投げたりしたそうです。

そして、いつしかこの風習は行事として行われるようになり、舳先に龍の首飾りをつけた船で競争するといった行事も行われるようになりました。

そして、これは今でもドラゴンレースとして行っているところもあります。

そして、この出来事をきっかけに、屈原の命日でもある5月5日に、供養としてお祭りが行われるようになり、この風習は中国全体に広まっていきました。

さらに、人望があった屈原を惜しんだ人達は、毎年ちまきを川に投げ入れ、国の平和を願うようになっていきます。

やがてこの風習は、厄除けという意味を込めた宮中行事として行われるようになり、端午の節句へと変化していきました。

そして、三国時代の魏の時代に、旧暦の5月5日を端午の節句と定められた後、日本に伝えられました。

端午の節句が5月なのは他にも理由がある!

屈原の命日が5月5日だったというのも、理由の1つですが、他にも理由があります。

まず、5月は気温の変化が激しく、急に暑くなったり肌寒くなったりする日が多く、それによって昔の人は病気になり、亡くなってしまうケースが非常に多くありました。

その事から、5月は「毒月」とも呼ばれるようになり、この時期になると家の門の前に菖蒲やヨモギの葉を刺しておいたり、薬用酒やちまきを食べて免疫力を付けたりしたそうです。

そのため、病気にならずに健康に過ごせますようにという意味を込めて、この時期な端午の節句が行われるようになったとも考えられています。

日本における端午の節句とは?

中国から伝えられた端午の節句ですが、日本ではどのように考えられていたのでしょうか?

そこで、今度は日本における端午の節句の考え方についてご紹介いたします。

日本における端午の節句はいつなのか?

そんな端午の節句が日本にやってきたのは奈良時代の頃でした。

そもそも「端午」というのは、月初め(端)の午(うま)の日という意味であり、5月に限定しているものではありませんでした。

その後に午と五が同じ「ご」であるということから、当初は毎月5日のことを端午と呼んでいましたが、次第に「5月5日」と限定するようになりました。

端午の節句の定番である菖蒲に込められた意味とは?

端午の日は、季節の変わり目に当たることが多いこともあり、病気や災厄を祓うための行事が行われていました。

主に厄除けの効果があるとされている菖蒲を飾っておいたり、皇族の人達にはヨモギなどの薬草が配られたり、病気や災いから人々を守り、厄を祓うという意味を込めて馬に乗って弓を射る儀式も行われていたこともありました。

特に菖蒲は邪気を祓う薬草として信仰されていたこともあり、ヨモギと一緒に軒に刺したり、菖蒲湯にして浸かることもしていました。

それほど季節の変わり目である端午の節句は重要視されていました。

五月人形やこいのぼりが誕生したのは?

今でいうこいのぼりや五月人形を飾るという風習になったのは、江戸時代の頃からです。

その前の平安時代の頃では、子ども達は菖蒲で飾った紙の兜を身に着けて、石合戦などをしていたそうです。

そして江戸時代に入ると、紙や木で作られた菖蒲人形というものを庭先などに飾るのが定番になっていきましたが、時代が流れるにつれて、人形を室内に飾るという風習になり、人形美術としても注目されるようになりました。

ちなみに「こいのぼり」の歴史は室町時代からだとされています。

室町時代では端午の節句になると、竹竿に布を張って吹き流しとして立てていたのが記録に残っています。

そして江戸時代になると、一般庶民の間でも紙で鯉のぼりを作成して竿に付けて高く上げていました。

鯉は元々立身出世という意味も込められており、鯉の滝登りという意味を込めて、こいのぼりを掲げていました。

そしてそこには子どもがのびのびと元気に育ちますようにという親の願いが込められています。

何故端午の節句は男の子の行事になったのか?

端午の節句としての行事は、昔から行われていましたが、鎌倉時代に入って武士が政権を握る時代になると、この風習も少しずつ衰退していきました。

しかしその間でも、武士の間では「菖蒲」が非常に人気で、これは武を貴ぶという意味が込められた「尚武」にちなんでいるということで、端午の節句では尚武の日ということでお祝い行事を行うようになりました。

そして時代は江戸時代になり、この頃から5月5日は徳川幕府にとっても大切な日として認識されており、この日になると式服を着用した大名や旗本が全国から江戸城に集まって将軍にお祝いを奉じていました。

さらに将軍家に男児が誕生すると、表御殿の玄関前に馬印や幟を飾ってお祝いをするという風習が誕生しました。

この風習により、平安時代の頃にあった邪気を祓うという風習から男の子の誕生をお祝いする風習へと変化していきました。

そして、この風習は武家だけではなく一般庶民の間でも広まっていきました。

当初は玄関前に吹き流しや幟を立ててお祝いをしていましたが、時代が流れるにつれて、厚紙で兜や人形を作って飾ったり、武者絵なども一緒に飾るようになりました。

そして江戸時代中期になると、武家の幟に対抗するかのように、町人の間でも鯉のぼりが飾られるようになりました。

端午の節句とは?のまとめ

端午の節句が誕生したきっかけは中国の戦国時代の頃、屈原という人物が大きく関係していることがわかりました。

そして日本に伝えられた時の端午の節句は、当時は邪気を祓い、病気や災厄から身を守るという意味として行われていました。

そして、男の子のお祝いをするという意味の端午の節句になったのは、江戸時代の頃からでしたが、それまでには様々な形の端午の節句が行われていたようです。

五月人形やこいのぼりにも歴史があり、しっかりとした意味が込められていることもわかりました。

是非、お子さんに端午の節句とは何かと聞かれた時には、これらの歴史や由来について教えてあげてください。

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端午の節句の兜は誰が買うと良いの?決まりなどはあるのか調査! https://realtimetvgod.com/archives/2285 Thu, 22 Apr 2021 13:25:15 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2285 端午の節句になると、男の子がいるご家庭では、兜やこいのぼりを飾る所も多いと思います。

特に男の子が産まれたばかりのご家庭だと、新しく買うことになるので、どういうものにしようか悩んでしまいますよね。

そこで気になるのは、端午の節句における兜などは誰が買うのかということです。

日本は、様々なしきたりがあるので、もしかしたら兜も誰が買うのか決まりがあるのではないかと気になる方も多いと思います。

そこで今回は、端午の節句の兜は誰が買うのかということについてご紹介いたします。

端午の節句の兜は誰が買うのかという決まりはあるのか?

端午の節句の兜をいざ買うとなった時に、自分たちが用意するのか、それともどちらかの両親が用意するのかわからないという方も多いと思います。

では、実際にどちらが買うのか決まりはあるのでしょうか?

基本的に決まりはないが母方が用意することが多かった

結論から言うと、端午の節句における兜を買う人は厳密に「この人が買わなくてはいけない」という決まりはありません。

ですが、地域によっては古くから言われている風習などが残っている所もあり、その場合は大抵は母方の実家が用意するのが定番だったようです。

その理由としては、昔から女性は結婚をすると男性の方の家庭に入ると考えられていたことです。

その考えはかなり重要視されていたようで、母方側の家族は娘になかなか会えないというようなこともあったほどです。

なので、母方側の家族は孫が産まれた際にお祝いの品を買い、それを持って孫や娘に会いに行くということが多いことから、孫のお祝いの品は女性側の家族が用意するというのが風習として残っています。

そして時代が流れていくにつれて、結婚の形や家族としての在り方についての考え方が変化していき、結婚した後は父方側の家庭に入らなくてはならないという考えではなく、どちらの実家にもこれまでのような関係性を残しておいて良いという考えになってきました。

そのため、現代においてはそれぞれの家庭の状況を鑑みて、どちらかの両親が用意する所、または双方の両親が折半で用意するという所もあるようです。

また、中には双方の両親からもらったお祝い金を使って、自分たちで購入するという家庭もあるようです。

誰が買うかと揉めないように十分な話し合いを!

先ほどは、端午の節句における兜は誰が購入した方が良いのかということについてお話しましたが、本来の目的としては、男の子の健やかな成長を願うために用意するものであるというのを忘れてはいけません。

特に初節句を迎える子の場合は、特に大切なものにしてあげたいですよね。

そこで確認しておかなくてはならないのは、どちらかの両親が先ほどの風習に習った考え方をしているかどうかを確認しておくことです。

もし考え方に違いがあるようなら、まずはこちらが主体となって双方の両親に話し合いをしておきましょう。

風習に乗っ取って母方側の両親が購入するとなった場合は、父方側の両親からもお祝い金をもらうなどして、どちらかが大きな負担にならないように調整してあげることが一番理想的です。

逆に「跡取りのために」という考えで、父方側の両親が用意することもあるため、この場合も母方側の両親としっかり話し合っておく必要があります。

また、自分たちで用意するとなった場合でも、まずは双方の両親に「こちらで準備してもよろしいでしょうか」と一度確認をしておきましょう。

万が一どちらかの両親が用意しようと思っていた時、トラブルに発展してしまう可能性があるので、その点には十分に気を付けましょう。

しっかり話し合いをしておくことで、皆がしっかり子どものお祝い事を楽しめるはずです。

端午の節句の兜を誰が買うかは地域によって違いはある?

では、端午の節句の兜を誰が買うかという風習が残っている所についてですが、地域によって風習の違いはあるのでしょうか?

実は東日本と西日本でそれぞれ風習が多少異なっているようです。

では、具体的にどのような違いがあるのかをご紹介いたします。

東日本の風習について

ここでいう東日本というのは「北海道・関東地方から名古屋まで」が当てはまります。

この辺りの地域の人で、端午の節句に関する風習が残っている所は、家を継ぐ男の子が誕生したことをお祝いするという認識をしている所が多いです。

そのため、兜は「父方の実家」が購入をして、跡継ぎの誕生をお祝いするというのが習わしとして残っているようです。

また、逆に女の子のお祝いである桃の節句の時は、母方の実家が雛人形などを贈るというのが風習として残っています。

西日本の風習について

ここでいう西日本というのは「関西~九州」が当てはまります。

西日本の風習は東日本とは異なり、基本的に端午の節句の兜は母方の実家が用意するのが風習として残っている所が多いです。

また、同じように女の子のお祝いである桃の節句で用意する雛人形なども母方の実家が用意するようです。

もし、西日本でこういった風習がまだ残っているようであれば、父方の実家ともしっかり相談をして、トラブルにならないように十分に気を付けましょう。

端午の節句の兜は誰が買うのかのまとめ

男の子にとって大切なお祝い事である端午の節句。

その時に兜を購入する家庭も多いのですが、実際に誰が買うのか悩む方は多いようです。

昔は、母方の実家が用意するのが定番だったようですが、現代では結婚の形や双方の両親についての考え方にも変化が出てきており、今では誰が買っても良いという風潮になってきています。

ただ、しっかり話し合わないとトラブルの原因にもなってしまう可能性があるので、兜を用意する際にはしっかりと話し合って購入するようにしておきましょう。

 

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端午の節句の食事は柏餅だけじゃない!意外と知られていない食べ物を大公開! https://realtimetvgod.com/archives/2277 Sun, 11 Apr 2021 09:20:21 +0000 https://realtimetvgod.com/?p=2277 端午の節句の時期が近付くと、スーパーやお団子屋さんでは柏餅を販売しているのをよく見かけます。

確かに、柏餅は端午の節句の食事の中でも特に定番の料理ですよね。

ですが、端午の節句の料理の中には柏餅以外にも縁起の良い食べ物がたくさんあります。

そこで今回は、端午の節句の時に食べると縁起が良いと言われている食事をいくつかご紹介いたします。

端午の節句の食事~定番なもの~

まずは端午の節句といえばと言われている食事についてです。

大抵思い浮かぶのは「柏餅」と「ちまき」ではないでしょうか?

では、実際に端午の節句における柏餅とちまきにはどのような意味が込められているのでしょうか?

柏餅に込められた意味や由来とは?

端午の節句の定番の食事とえいば柏餅ですが、何故端午の節句の時に柏餅を食べるのでしょうか?

まず、柏餅を包んでいる柏の葉っぱについてです。

実はこの葉っぱをよく見ると、外表に巻いているものと裏を外向けにしている中表に巻いているものと2種類あります。

これは外表に巻いているなら小豆あんを使用しており、中表に巻いているなら味噌あんを使用しているという違いがあります。

なので、もしそれぞれで巻き方が違うものを見つけたら、自分の好みのものを選んでみてください。

そんな柏餅ですが、非常に縁起の良い食べ物となっています。

元々柏は「神聖な木」とされているもので、新芽が出ないと古い葉が落ちないということから「子どもが生まれるまでは親は亡くならない」と連想され、「跡継ぎが途絶えることはない」すなわち子孫繁栄という意味に繋がっていきます。

こういったことから、子どもの健やかな健康と子孫繁栄を願うという意味で、柏餅は非常に縁起の良い食事と言われています。

さらに、よもぎ餅に使われているよもぎは、昔から邪気を祓うと言われており、厄除けとしても非常に効果の高いものとされてきました。

ちまきに込められた意味や由来とは?

ちまきを端午の節句の時に食べるようになったのは、実は中国の故事が由来となっています。

それは今から2300年前のこと。

詩人で政治家でもある屈原という人は、非常に正義感や愛国心にあふれており、時には優秀な政治家として、時には国王の側近として仕えていることから、多くの人々に親しまれていました。

ですが、ある日陰謀に巻き込まれてしまった屈原は国を追われる立場となってしまい、今まで一生懸命尽くしてきた国に失望してしまった彼は、汨羅という川に身を投げて亡くなってしまいました。

そして、その日こそが5月5日の端午の節句になると言われています。

屈原を慕っていた人々は非常に悲しみ、彼の命日である5月5日に供物を投げて供養をしていたのですが、悪龍に全て盗まれてしまい、屈原の元へなかなか供物を届けることができませんでした。

そこで人々は、龍の苦手なものである煉樹の葉でもち米を包み、厄除けや邪気祓いの効果がある赤・青・黄・白・黒の五色の糸で縛ってから投げるようにしました。

すると、龍はその供物を盗むことができず、無事に屈原の元に供物が届くようになりました。

こういった言い伝えから、ちまきが誕生し、日本にも邪気を祓ってくれるものとして取り入れられていきました。

さらに、邪気祓いや厄除けの効果がある五色の糸は、子どもが無病息災で無事に成長しますようにという願いが込められているとも言われており、こいのぼりの吹流しの部分にも取り入れられています。

端午の節句の食事~夕飯に食べると縁起が良いもの~

端午の節句といえば柏餅やちまきといったイメージがありますが、実は他にも縁起の良い食事があります。

その中には夕飯のメニューとして取り入れることができるものもあります。

そこで次は、端午の節句の夕飯メニューに取り入れたい食事をご紹介します。

ブリ

まず代表的なのはブリなどの出世魚です。

出世魚は子どもから大人になるまでの間に、名称が変わる魚のことを表しています。

関東地方ではぶりになるまでには「ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリ」という過程があり、この名前が変わっていく過程は、出世して役職が変わっていく様子を表しているということで、出世魚として非常に縁起が良いものとされています。

また、同じ出世魚としてスズキやボラといった魚もあるので、是非好きな魚を選んでください。

端午の節句の時には、その子の立身出世を願うために、こういった出世魚を振る舞うと良いでしょう。

特にブリは、照り焼きにしたりブリ大根にしたりすることもできるので、夕飯のメニューとしても取り入れやすいのでオススメです。

また、同じ魚の中でも「カツオ」もまた縁起が良い魚とされており、これは「カツオ」(勝男)となり、これは勝負事に勝つということで、こちらも夕飯のメニューに出す家庭が多いようです。

たけのこ

端午の節句の時期のたけのこは、ちょうど旬でもあるのでとても美味しく食べることができます。

ちなみに、端午の節句におけるたけのこは、「まっすぐにぐんぐんと育ってくれますように」という願いが込められており、子どもの健やかな成長を願うのにピッタリな食材です。

さらに、たけのこはたんぱく質も豊富に含まれているので、子どもの成長にも欠かせない食材と言えます。

たけのこは土佐煮にしたり、お味噌汁に入れたりと色々な料理に使えますので、是非入れてみてください。

豆類

端午の節句に限ったことではありませんが、このようなお祝い事の時に豆料理を食べるととても縁起が良いと言われています。

豆には「魔滅」という意味が込められており、邪気や厄を祓ってくれると言われていることから、子どもが元気に育つようにという願いが込められています。

豆類といえば、やはりお赤飯などが思い浮かぶかもしれませんが、もしお赤飯が苦手だという子の場合は、煮豆などでもオススメです。

是非お子さんが喜ぶようなメニューを作ってあげてください。

端午の節句の食事のまとめ

端午の節句の時は、男の子にとって大切な時期です。

だからこそ、しっかりとお祝いしてあげたいですよね。

端午の節句のお祝いとしては、兜やこいのぼりを飾るというのも定番ですが、ちまきや柏餅などの食事もお祝いにピッタリです。

また、他にもブリやたけのこなど、夕飯のメニューに使えそうな食材もまた縁起の良いものとなっています。

一年に一度の大切な節句ですので、食事面でもお祝いのメニューを作ってみてはいかがでしょうか?

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