セブンルールに出演していた三澤世奈さんが話題になっていますね。
180年の伝統を持つ江戸切子の職人にこの若さでなるためには並々ならぬ努力があったと思います。
ここでは、そんな三澤世奈さんの経歴や代表作品、堀口切子について詳しく調べていきたいと思います。
三澤世奈の経歴・プロフィール
1989年群馬県生まれ。
明治大学商学部卒業。
大学生の時に堀口切子の三代秀石『堀口徹』の作品に感銘を受けて弟子入り。
2014年に東京都江戸川区にある『堀口切子』に正式に入社。
江戸切子の継承者となれるように日々研鑽に努めている。
三澤世奈の江戸切子作品『Trace』
こちらは、三澤世奈さんの非売品の作品「Trace」です。
この作品には、すべての文様に通じている基本パターンである「矢来」が使われています。
三澤世奈さんが表現したかった美しさや心地よさがよく伝わってきますね。
この美しい質感と輝きを出すために、素材をカットしたあと、もう一度熱を加えてカット面を光らせる『ファイヤ―ポリッシュ』という技が使われています。
さらに熟れた果実のようなぷっくりとした質感を出すために下の方の色ガラスを厚くしてあるそうです。
光を当ててみると美しい影が映し出されていますね。
まさに芸術です。
三澤世奈が勤める『堀口切子』の工房
こちらの写真は、三澤世奈さんが勤務している堀口切子の工房の様子です。
いろいろな工具が手の届きやすいところに整理されて置かれていますね。
現在、100人ほどの切子職人がいますが、そのうち女性の職人は15人ほどです。
三澤世奈さんが中学生や高校生の頃は、デコ電やネイルチップを友達のために作ってあげていたそうですから、昔から手先がかなり器用だったんですね。
切子職人の中では若手の三澤世奈さんは、伝統の中に新しいものを取り入れていっているそうです。
次は、三澤世奈さんのオリジナルブランド「SENA MISAWA」を紹介します。
三澤世奈オリジナルブランド「SENA MISAWA」
三澤世奈さんのオリジナルブランドである「SENA MISAWA」は、2019年の7月に設立したばかりです。
このブランドのコンセプトは『日常空間に心地の良いトーンの切子』で、今までにない新しい色や質感の切子を発表しています。
上の写真は、オリジナルブランド「SENA MISAWA」の作品です。
写真から分かるように、伝統柄をアレンジしたもののほか、日常で気軽に使えるようなシンプルな柄もたくさんありますね。
そのせいか、若い世代の人たちも三澤世奈さんの作品に惹かれるそうです。
ミシュラン掲載の日本料理店でも、三澤世奈さんの作品が使われているそうですからさすがですね。
三澤世奈と江戸切子についてのまとめ
江戸切子のような伝統工芸品は、昔から受け継がれてきたものをそのままの形で後世に伝え残していかなくてはいけないという責任もあると思います。
そんな中で、伝統を大切にしながらも、自分自身の新しいアイデアを表現していくということはとても難しいことだと思います。
この記事を読んで三澤世奈さんの江戸切子に興味を持った方は、ぜひ一度作品を手にしてみて下さい。
きっとお気に入りの切子が見つかれると思います^^