フリードプラスはフリードと違い、5人乗り仕様なので、なんとなく荷物が沢山入ると言う事をご存知でも、アウトドア用に設計されている事はご存知でしょうか?
アウトドア用の車といえばキャンピングカーが思い浮かぶのですが、そこまで本格的なものを求めなければフリードプラスは車中泊に十分おすすめできる車です。
今回はフリードプラスで車中泊した感想を記事にしてみました。
フリードプラスでの車中泊は快適!
乗用車で車中泊すると狭いですよね。
最近の乗用車であればシートを倒すとフラットになるという車が増えています。
しかし、大抵の乗用車は運転席と助手席の間が空いていたり、ハンドブレーキが出っ張っていて専用のクッション等を敷き詰めるか、シートの隙間を警戒しながら寝転ぶことしかできません。
車中泊をしようと試みれば、できないことはないのですが、かなり窮屈な思いをしなければいけないので、なかなか寝付けないなんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。
では、フリードプラスはどうでしょうか。
まず、他の乗用車と同様に運転席と助手席を倒して・・・では、ありません!
2列目の椅子の座る部分を引き上げてシートを倒します。
ちょっと面倒だな〜って思いますよね?
私は正直なところ「他にも後部座席倒す車あるけど、シート引き上げる車なんてないのに。シート倒すだけの方が楽なのに。」って思ってしまいました。
しかし、このシートを引き上げる事には大きな意味があったんです!
詳しくは下で説明したいと思います。
シートを倒すと、ラゲッジスペースとシートとの間に隙間ができてしまいます。
これ何かで埋めないといけないのかな···と思ったら、倒した2列目シートの背面にパネルが留められています。
留め具を緩めると、パネルがパタンと倒れて隙間を埋めてくれるのです。
これで広々と布団を敷けるほどのスペースが確保できます。
フリードプラスは荷室がとにかく広いから車中泊にぴったり!
フリードプラスのラゲッジスペースを初めて見た時は衝撃的でした。
こんなにラゲッジスペースが広い車は見たことがないと思うほどでした。
車高の高い車は他にもありますが、フリードプラスはあえてパネルを付けて2段に分け、ラゲッジスペースをより使いやすくしています。
長さがある荷物を立てたい時は簡単にパネルが外せますので、嬉しい装備ですよね。
3列シートにできる車を2列にして造ってあるので、単純にフリードの3列目+ラゲッジスペースの分がフリードプラスのラゲッジスペースというわけです。
さて、上段が広いことは想像がつくとして、問題は下段です。
後輪タイヤがある分、どうしても狭くなりますよね。
しかも奥行きも狭いはず···ところが!
フリードプラスの下段スペースだけで、普通車のラゲッジスペース分ぐらいあります!
なぜそんな事が可能なのでしょうか。
その理由は、上で触れた、シートの倒し方にあります。
なぜ座席を引き上げてスペースを確保するのかと言うと、座席をパタンと倒す車の大半は、シートが下に沈み込むように収納されます。
すると、沈み込む分のスペースが必要となるため、ラゲッジスペースが広がる分、足元のスペースは失われてしまうのです。
フリードプラスはその点を解決したんですね。
下段にもゴルフバッグやベビーカーが縦に入るほどのスペースが確保されています。
天井が高いからもう1段あるといいんだけどな〜と思ったら、その点も考えられていました!
オプションとなりますが、マルチボードを購入すれば、なんと3段目のラゲッジスペースが!!
しかも、この3段目は別の使用方法があります。
普段は3段目のラゲッジスペースでしかないかもしれませんが、車中泊しようと2列目シートを倒したら、なんとテーブルとして使えるのです!
車中泊することを考えるのであれば、購入して損はないオプションだと思います。
車中泊を考えた時に荷物は少ないほうがいいに決まっていますから、テーブルを余分に持っていく必要がなくなりますね。
また、車中泊で困るのはラゲッジスペースで眠るとなると荷物をどこに置くかということです。
前述したように、フリードプラスは下段のラゲッジスペースも広いので、下段に荷物を移動すれば良いのです。
下段に寝具類、中段に荷物、上段に飲食物というように載せておけば、就寝の時の荷物の移動が楽ですね。
フリードプラスの車中泊に便利なアクセサリー
就寝の時に寝転びながらスマホを触るというのは、現代人はごく普通のことですよね。
夜には充電しながらスマホを触る方も多いのではないでしょうか。
そんな時に車で充電しようと思うと、長いコードの充電器を買って、前列のシガーソケットから電源をとりますよね。
フリードプラスはここでも魅力的な装備があります!
標準装備でラゲッジスペースにもシガーソケットがあります。
これが非常に便利。
寝ながら充電だってできるし、わざわざ長いコードの充電器を買う必要がなくなりますね。
2口か3口のシガーソケット買うから、別にラゲッシスペースのシガーソケットは必要ないと思う方がいるかもしれませんが、「車中泊」と言う事を考えて下さい。
もしかしたら、自販機も何も無い山奥や、キャンプ場で自販機の飲み物が売り切れなんて事があるかもしれません。
しかも、飲みたい物が無かったり、夜中に喉が乾いても外に買いに行かなければいけないので、子供が寝ていたら、ドアの開閉音で起きてしまうかもしれません。
何が言いたいかと言うと、後ろのシガーソケットを使えば車載用の冷蔵庫が置けちゃいます!
クーラーボックスでは丸1日もたなかったものも、冷蔵庫があれば大丈夫です!
こんな凄い装備があれば、周囲に自慢できちゃいますね。
フリードプラスで車中泊キャンプ
ガッツリ車中泊も良いですが、やっぱりキャンプといえばテントですよね。
私はアウトドアが好きなので、テントで寝る事に憧れていました。
しかし、私の欠点は虫が無理なところです。
フルカバーできるテントでも、這う虫が下にいるかと思うと到底寝付くことなんてできません。
私と同じような理由でテントで眠ることができない方も大勢いるようです。
もし、彼女や奥様とテント泊したいな〜と思っても、女性の方が虫が苦手でテント泊できない場合が多いのです。
アウトドアが好きなのに断念せざるを得ない場面も出てくると思います。
そんな時はフリードプラスで車中泊+テント泊なんていかがでしょう。
フリードプラスのテールゲートを開けっ放しにして、カーテンを張る事ができます。
テールゲートカーテンを使えば直接地面に寝る事なく、しかもフルジップなので虫が侵入する心配がありません。
これなら妥協してアウトドアに付き合ってもらえる可能性も上がりますよね。
突然雨が降って地面がびしょびしょになる事だって考えられますから、フリードプラスでの車中泊+テント泊は非常におすすめです。
フリードプラスの車中泊についてのまとめ
フリードプラスは魅力がいっぱい詰まった車です。
ミニバンよりも小さいコンパクトミニバンでありながら、アウトドア用に設計されているので、空間の広さや快適さに驚かされます。
フリードプラスで車中泊するの魅力をおさらいしておきましょう。
・ラゲッジスペースが広く、3段に分ける事ができる。
・一番上の棚は車中泊の時にはテーブルになる。
・ラゲッジスペースにシガーソケットがあり、充電や車載用冷蔵庫に使用するのがおすすめ。
・車中泊+テント泊という楽しみ方ができ、雨でも快適に眠れる。
アウトドアが好きな方は、テント泊も良いですが、是非フリードプラスで車中泊をしてみて下さい。
魅力に取り憑かれて、もう普通のテント泊には戻れなくなるかもしれません。
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