2016年9月の発売から約2年が経ったフリードプラス。
2018年9月にはライバル車であるトヨタのシエンタがマイナーチェンジを実施し、燃費など機能面を改善。
また同時にフリードプラスの優位点だった2列仕様車FUNBASEを追加した(シエンタには2列車がなく、フリードの優位点の一つでした)こともあり、商品鮮度・機能面ともに向かい風に立たされています。
そんなフリードプラスについて、世間の評判はどうなのでしょうか。
発売当初から変化はあったのでしょうか。
そこで今日は、フリードプラスの最近の口コミについて、調べていきたいと思います。

フリードプラス概要

さて、フリードプラスの口コミに入る前に、まずはフリードプラスの概要について簡単にまとめたいと思います。
合わせてライバル車の概要についても整理していきます。

車名 フリードプラス
発売 2016年9月
エンジン ガソリン・ハイブリッド
価格 ガソリン:1900千円~2352千円、ハイブリッド:2276千円~2748千円
燃費 ガソリン:17.6~19.0km/l、ハイブリッド:26.6~27.2km/l

これに対して、ライバル車であるトヨタの新型シエンタ(2列仕様車FUNBASE)の概要は以下の通りです。

車名 シエンタ(2列仕様車FUNBASE)
発売 2018年9月
エンジン ガソリン・ハイブリッド
価格 ガソリン:1776千円~1980千円、ハイブリッド:2187千円~2340千円
燃費 ガソリン:20.2km/l、ハイブリッド:28.8km/l

いかがでしょうか。
フリードプラスと新型シエンタFUNBASEを比較すると、両車名ともガソリンとハイブリッドから選択可能ですが、燃費・価格ともに、フリードプラスが劣っていることがわかります。
この2車名は、兼ねてからのライバルであり、商品鮮度の高い方が優位に立つのは仕方のないことかもしれませんが、それでもフリードプラスはかなり劣勢に立たされていることは事実です。
以上を踏まえて、フリードプラスの良い口コミと悪い口コミを整理していきたいと思います。

フリードプラスの良い口コミ

それでは、フリードプラスの口コミの中から、評判の良いものをご紹介していきます。

・ラゲージルームの開口部が大きく、高さのある荷物でも積載可能!

フリードプラスのラゲージルームの開口部はなんと1255mm!
シエンタFUNBASEが1085mmですから、約200mm程の差があります。
元々2列仕様車は、趣味で使える遊びの車という要素が強く、購入者もその目的で選択しているので、開口部の大きさは大きなメリットとなっているようです。
発売当初から変わらず多くのユーザーがこの開口部に対して、高評価みたいですね。
確かにめちゃくちゃ広くて、なんでも載せられそうですよね!

・ラゲージルームの開口部地上高が低く、荷物の積載が簡単で便利!

これまたラゲージルームの口コミですが、開口部地上高、つまり地面からの距離が335mmなのです。
めちゃくちゃ低いですよね。
荷物をほとんど持ち上げなくても、積載できてしまいます。
これなら女性の方でも大丈夫ですよね。
ちなみにシエンタFUNASEの開口部地上高は505mmなので、ここも2年前に発売したフリードプラスの方が勝っており、ユーザーから高評価を勝ち取っています。
余談ですが、フリードプラスはなぜか3列仕様車よりも価格が高くなっていますが、これは開口部地上高を低くするために補強を施しているのが要因みたいです。
遊びに使える車はとことん使いやすく!というホンダさんの拘りを感じますね。

・パワーが強くて、安心感がある!

馬力を比べてみると、フリードプラスの馬力は131psあり、対するシエンタは109psです。
この約20psほどの差がある分、フリードプラスの方がパワフルな走りをすると評判が高いようです。
前述の通り、3列仕様車と比較し、遊びや趣味で使われることの多いフリードプラスなので、キャンプ等で山によく行く人から高評価を得ているようですね。

フリードプラスの悪い口コミ

・後部座席のヘッドレスト位置が不快!
ここまでフリードプラスに対する評判のうち、良いものをピックアップしてご紹介してきました。
次は、反対に悪い評判についてまとめていきたいと思います。

・ラゲージルームの床下収納がない!

これはいい評判にあった「ラゲージルームの開口部地上高が低く、荷物の積載が簡単で便利!」の裏返しですね。
床下ぎりぎりまで、開口部を確保したことにより、床下収納スペースを確保することができなかったようです。
洗車用具を入れる場所がない!という不満の声もあるようですが、一長一短ですので仕方がないかもしれませんね。
ちなみにこれは発売当初から変わらない評価です。

・航続可能距離が短い!

フリードプラスは、確かにライバルのシエンタFUNBASEと比較して、燃費では劣っていますが、致命的に大きな差があるわけではありません。

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フリードプラス:ガソリン:17.6~19.0km/l、ハイブリッド:26.6~27.2km/l
シエンタFUNBASE:ガソリン:20.2km/l、ハイブリッド:28.8km/l
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では、なぜこのような不満の声がでるのでしょうか。
それは燃料タンクの容量に差があったからです。
フリードプラスは1回で給油可能なガソリンの量が少なかったのです。

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フリードプラス:36~40L
シエンタ:42~45L
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例えば、両車名が燃料タンク満タンで、カタログ最高値の燃費で走ったとします。
その場合の航続可能距離は以下の通りです。
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フリードプラス:27.2km/l×40L=1088KM
シエンタ:28.8km/l×45L=1296KM
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いかがですか?なんとそこには約200KMもの差がありました!
これはあくまでカタログ値を用いた参考値ですが、それでも両車に差があることは事実です。
シエンタがマイナーチェンジで燃費を向上したことにより、この差がより顕著になってしまい、ユーザーからも航続可能距離についての指摘が多いようですね。

・後部座席のヘッドレスト位置が不快!

後部座席のヘッドレストが背もたれよりも若干前に出ていることにより、不快感があるという声がありました。
この車は2列目を倒して、フルフラットにすることを想定して設計されているので、ヘッドレストも機能面では、多少荒い造りになっているのかもしれませんね。
これは発売当初から変わらない評価です。

・室内の照明が暗くて見にくい!

夜に使用するとスライドドアスイッチ付近が見えにくいという声がありました。
ただしこれは、フリードプラスに限った話ではなく、ホンダ車あるあるのようですね。
どうしても気になる方はLEDに変えたり、スイッチ周りに凹凸のでるシールを張ったりと工夫をされているようです。
こちらも先ほどの口コミと同様に、発売当初から変わらないポイントです。

フリードプラスの最新評判まとめ

いかがでしたでしょうか。
今日は発売から2年経ったフリードプラスの良い口コミや悪い口コミをまとめてみました。
発売当初から変わらない評価もあれば、ライバルであるトヨタシエンタのマイナーチェンジを受けて、分が悪くなってしまったものもありました。
しかし、何度も言っている通りフリードプラスは「趣味の遊び車」という色が強いので、航続可能距離や細かい不便さよりも、積載の便利さの方が優先順位が高いように思います。
そのため、発売から2年経った今でもフリードプラスという選択肢は、大いに有りではないでしょうか。
さらにこの2車名はイタチごっこなので、次回のフリードプラスの商品強化では、間違いなく現在劣っているポイントを改善してくることでしょう。
そうなれば、フリードプラスを選ばない理由はいよいよなくなってきますんで。
ちなみにタイミング的にはそろそろ商品強化か?という噂もありますが、楽しみに待ちたいと思います。