クリスマスと言えば何を想像するでしょうか?
プレゼント・ケーキ・サンタクロース・靴下…
大人の皆さんも、サンタクロースを心待ちにしている子ども達にとってもワクワクしてしまうクリスマス、今回は「2020年のクリスマス~大人になった今読みたい絵本」を紹介します!
クリスマスの絵本① ぐりとぐらのおきゃくさま
〜あらすじ〜
森で雪合戦をしていたぐりとぐらは、雪の上に足跡を見つける。
その足跡の後を追い、行き着いた先はぐりとぐらが暮らす家だった。
しかも玄関には大きな長靴に真っ赤なコートが!
「誰かいるのかしら?」と家中を探す二人が見つけたのは・・・
幼い頃に読んだ・読んでもらった記憶がある方も多い「ぐりとぐら」から、クリスマスを題材にした絵本。
足跡を辿って家に着いた二人が見つけたのは、白いひげのおじいさん。
おじいさんは焼きたてのクリスマスケーキを持って「クリスマスおめでとう!」と言い、袋を背負って出て行ってしまいます。
その夜二人のところにはたくさんの友達がやってきて、ケーキを食べお茶を飲み、皆で楽しい時間を過ごします。
作中に「サンタクロース」という言葉は出てきませんが、
言動や風貌から、サンタクロースであると予想できます。
彼らの物語にもサンタクロースが居る、と思うとよりぐりとぐらの世界に入り込むことができると思います!
クリスマスの絵本② さむがりやのサンタ
〜あらすじ〜
ベッドの中で熟睡するサンタのおじいさん。
常夏のビーチでくつろぐ夢の途中で目覚まし時計に起こされ、忙しい12月24日の一日が始まります。
「やれやれ、またクリスマスか!」。
ベッドから出ると、まずはトナカイたちにご飯をあげて、自分もベーコンと卵で朝食です。
包まれたプレゼントの山を荷車で運び出し、さあクリスマスのお仕事に出発!
こちらは大人になったからこそ読みたい、と私が思う絵本。
コマ割りで表現される、気難しくて寒がりなサンタクロースのクリスマス。
文字がかなり少なく、イラストの描写でサンタクロースの感情や速度を表現する作品で、子供のころ思い描いていた笑顔で穏やかなサンタクロースとは違う、どこか愛おしさを感じる普通のおじさんのようなサンタクロースを描いた作品になっており、「ゆきだるま」やシリアスな問題を題材にした「風が吹く時」等で知られるレイモンド・ブリッグズのイラストはどこか暖かく、けれど淡々と過ぎて行く時間が悲しいような雰囲気を醸し出す作品となっています。
クリスマスの絵本③ サンタクロースっているんでしょうか?
〜あらすじ〜
子どもの質問に答え、目に見えないもの、心の大切さを語りかけた100年前のアメリカの社説です。
こちらはアメリカの新聞に出た社説が絵本になっていたもので、サイズも想像する絵本というよりも文庫本に近いサイズになっています。
例えば今、小さな子に「サンタクロースっているの?」と聞かれた時、皆さんはどういった答えを用意するでしょうか。
事実を言ってしまう・嘘を伝えて夢を壊さないようにする等、様々な伝え方があるかと思われますが、
この本で8歳の女の子に回答する記者は、嘘をつくことなく、また夢を壊さず真摯に向き合って答えています。
小さな子の疑問に真正面から向き合うのは非常に難しい事なのですが、臆する事なく接する記者の答えには、感銘を受ける方は多いと思います。
クリスマスに読みたい絵本(大人向け2020)についてのまとめ
今回は2020年、大人になった今だから読みたい絵本について紹介しました。
子どもの頃読んだものだと、持っていたイメージとは変わる部分、変わらない部分があるかと思います。
この機会に彼氏彼女やお子さんなど、大切な人と意見を交換してみても面白いかもしれません。
また、クリスマスを題材とした絵本は上記以外にも数えきれないくらいまだまだあるので、本屋さんやネットで思い出の1冊を探してみるのも良いですね!