
ハロウィンが終わると、街は一気にクリスマスの雰囲気になります。
あまりの切り替えの早さに、本当に驚かされますよね。
そんなクリスマスの飾りですが、家ではいつからするのが定番なのでしょうか?
また、クリスマスツリーに飾られているオーナメントにはどんな意味が込められているのかも気になります。
そこで今回は、クリスマスの飾りはいつからするのか、クリスマスツリーのオーナメントの意味についてご紹介します。
クリスマスの飾りはいつからするのか?
元々、クリスマスはイエス・キリストの生誕祭ということで行われる行事で、この日はイエス・キリストが降臨するとされており、キリスト教の方にとっては大事なイベントの1つです。
海外の場合
一般的に、キリスト教の間では、12月25日の4週間前で1番近い日曜日から準備をするのが定番のようです。(2020年の場合は11月29日)
そして、その日曜日から12月24日までのことを「待降祭」(アドベント)といい、海外ではこの日からクリスマスツリーの飾りをし始めます。
もちろん、厳密にこの日にしなくてはならないというわけではありませんが、日曜日ということもあり、家族皆で飾りを楽しみましょうという意味も込められているのでしょう。
日本の場合
一方、日本の場合は、ハロウィンが終わった11月1日から、一気にクリスマスの飾りなどが施されるようになります。
これはクリスマス商戦というのもあり、企業が商品をたくさん売るために、少しでも早く新商品を販売しようとするため、どうしてもこうなってしまいます。
街がクリスマスムードになると、家でも飾りをしなくてはならないのかと焦ってしまうかもしれませんが、家の場合はそんなに急がず、クリスマスの一ヶ月前くらに少しずつ飾り始めるくらいが丁度良いでしょう。
クリスマスの飾りはいつまでするのか?
クリスマスの飾りがいつからするのかということはわかりました。
では、その飾りはいつまでするのが定番なのでしょうか?
一般的に海外やキリスト教の方達の間では、クリスマスは翌年の1月6日(顕現日)までとされており、この時期までは飾りはしたままとなっています。
ただ、日本の場合はクリスマスが終われば、今度はお正月の準備をし始めますし、年末は大掃除もするため、12月25日のクリスマスが終わったら片付ける場合や、大掃除の時と一緒に片付けてしまうのが一般的のようです。
クリスマスツリーの飾りの意味
クリスマスツリーといえば、忘れてはならないのがオーナメントです。
なんとなく飾っているという方も多いと思いますが、実はこのオーナメントにも意味が込められています。
そこで、クリスマスツリーのオーナメントの意味について、少しご紹介いたします。
もみの木
一般的にクリスマスツリーの木は、もみの木が使用されています。
このもみの木は針葉樹といい、冬の寒い時期でも葉を落とさない強さがあり、そこから【永遠の命の象徴】とされるようになりました。
また、後ほどご紹介しますが、オーナメントボールのモデルでもある、アダムとイブが食べた「知恵の木の実」が実っていたのも、このもみの木だったと言われています。
星(トップスター)
クリスマスツリーの1番上に飾る星は、トップスターと呼ばれており、イエス・キリストが誕生したことを東方の三博士に知らせた星とされています。
この東方の三博士はある日、この星を見て「救い主が到来した」ということを悟りました。
そして、その星の導きのままに、ユダヤ(現在のイスラエル)にある、ベツレヘムという町へ赴き、イエス・キリストとその両親に会いに行ったのだそうです。
人を希望へと導く星ということで、非常に縁起の良いものとなっています。
オーナメントボール
オーナメントボールは、元々はリンゴを飾るのが定番となっていました。
このリンゴは元々はアダムとイブが食べたとされる「知恵の木の実」を象徴しており、「幸福」「豊かな実り」の意味も込められています。
今は、リンゴを飾っているところは少なく、金属製のものを使用するのが一般的となっていますが、元々の意味は変わっていません。
ベル
クリスマスツリーのベルはイエス・キリストの誕生を知らせるために鳴らされたことから「喜びを音で鳴らすためのベル」という意味が込められるようになりました。
たまに、ベルを鳴らしている天使のオーナメントがあるのを見かけますが、この天使はガブリエルといい、イエス・キリストが生まれることを聖母マリアに知らせたとされます。
クリスマスの飾りのまとめ
12月25日に行われるクリスマスは、元々はイエス・キリストの誕生を祝うためのものでした。
実際にクリスマスとしてお祝いする時期も、日本と海外では少し違うようです。
また、クリスマスに使われる飾りの多くは、イエス・キリストに関連しているものばかりです。
今年のクリスマスは。是非こういった意味を踏まえて、楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか?